肛門病の代表である痔の3大疾患について、かんたんに説明します。もう少し詳しい解説を希望されるときは、姉妹サイト「イラストでみる大腸肛門病 飯原医院.com」もご参考に。
そもそも、痔は日本人の3人に一人が一生の間に罹患する、という大変ポピュラーな病気です。決して恥ずかしい病気ではありません、まずは診察を受けましょう。
»肛門3大疾患

肛門でいちばん多い病気で、次の3つをさします。
- 痔核(じかく)いわゆるイボ痔
- 痔瘻(じろう)いわゆるアナ痔
- 裂肛(れっこう)いわゆる切れ痔
痔核は肛門内の静脈がうっ血して腫れ、出血や脱出をきたす病気です。
痔瘻は肛門内から肛門周囲へ膿が拡がり(肛門周囲膿瘍 こうもんしゅういのうよう)、膿が出た後も膿のトンネルが残る病気です。
裂肛は肛門周囲の皮膚が裂け、出血やいたみの原因となります。