胃の病気は食生活の欧米化により、ずいぶんと変わってきました。ピロリ菌の感染率の低下もあり、胃炎や胃潰瘍はへる傾向にあります。また、むかしは「おなかの癌といえば胃癌」でしたが、いまや消化管の癌も胃癌よりも大腸癌が多い、という時代です。
内科治療の長足の進歩により、胃潰瘍を手術する例も激減しました。胃炎や潰瘍、ある種の胃癌の予防に、ピロリ菌の除菌も積極的にされています。また、胃癌治療も内視鏡治療、腹腔鏡手術をはじめ、今世紀に入ってからでも大きな変化を遂げてきました。しかし、今でも胃腸科は「胃が痛い」患者さんでいっぱいです。このサイトでは、多数のイラストをまじえて胃腸科でよくみる胃の病気について解説しました。
わたしたちは大阪市東淀川区のクリニック、医療法人啓松会 飯原医院(けいしょうかい いいはらいいん)です。地域医療への貢献はもちろんですが、経鼻内視鏡(鼻からいれる極細の胃カメラ)やヘリカルCTを活用した消化器疾患の診療にも力を入れています。胃の病気に苦しんでいる人、興味がある人はぜひご参考にしてください。