抽選会

さて、質問コーナーが一段落したところで、遠藤Pより「それではおこしの皆さんに、来週と来々週の予告編を紹介しましょう。」となりまして、スクリーンに2週間分の予告編。2/4からの「地獄の沙汰もネタ次第」、2/11よりの「立つ鳥あとを笑わす」です。

2/4からの週の予告編は、(感謝祭前日の)2/2土曜日分の放送で流れておりまして、どうやら草若師匠がいよいよ病に倒れてしまいます。翌週の予告編は、「ある意味でネタバレ」なんですが。いずれにしても、後半の最大の山場であろう、と思われる週でして、予告編が終わった後も会場はしばらくしわぶき一つ、聞こえないような静けさ。

遠藤Pが「いよいよドラマも佳境で、師匠が大変なことになりまして」と、若狭にふると、彼女も一瞬言葉につまってしまい、「うーん、本当につらいですね。」。私は前から3番目の席だったので、けっこうよく皆さんの表情がみえたのですが、みな涙目になって真剣に悲しがっている様子(演技の涙ではなく、役に入り込んでしまったための勘定から来る涙じゃないか、と思うのですが)。ある人はうつむき、ある人は天を見上げて涙をこらえている風。なかでも小草若こと茂山君は、感極まって椅子を立って、舞台の袖で跪いてしまう、ふっとこちらを振り返ると、ボロボロと涙をこぼしています。

スタジオパークで茂山宗彦さんがゲスト出演したときに、貫地谷しほりさんのコメントで、「茂山さんにはどこかに感情のスイッチがあって、ここ一番のときになるとスイッチが入り、ボロボロと涙をこぼせます」という話がありましたが、うむむ。ただ、テレビの視聴者でも心からじーん、とくる予告編だったので、(よほど撮影現場の雰囲気が悪くないかぎり)出演者にも心にひびくものがあるのだと、信じましょう。

さて、とうとう楽しい時間も終わりに近づいてきました。遠藤Pが「すみませんが、ここで報道関係者による撮影をお願いします」ということで、舞台の奥にずらっと報道関係のカメラが並びます。

あわせて照明も舞台の奥から、客席に向かってあてられ、弟子たち4人が客席に背を向けて(客席をバックに)写真に収まるわけです。真ん中に若狭が椅子に座ります。(すみません、今日はスカートはいてきたもので、と客席に断りをいれてました。)彼女を囲む形で、時計回りに小草若、草原、四草、草々と並びました。

吉弥さん、客席に向かって「おしり向けてごめんなさいね」と挨拶したところ、前列の人が「ほんと、大きなおしりやわ」と返しまして、舞台とそのあたりだけで笑いが漏れました。そうそう、吉弥さん、ポケットから携帯を出してきて、舞台の袖に控えていた女性(たぶんですが、福井弁の方言指導してた方?)に手渡します。立派なカメラが立ち並ぶ中、ひとり携帯で写真、これが吉弥さんのブログにアップされた写真。

撮影のポーズは、例によって「底抜けにしびれまんがな」。こいつをいくつかに区切って、数枚の写真。残念ながら、私の席は弟子たちの陰に隠れて絶対映らん席でした。

でもって、遠藤P「それでは今日の感謝祭の記念に、抽選会をおこないます。」と言うが早いか、舞台の上手よりバタバタ、と大きな足音と共に、なんと京本政樹さん扮する和田小次郎さんが!!「何をしよんぞ、楽しそうなことしてるこ」??てな事を叫びながら。まったくのスペシャルゲストの登場に、会場全体が驚きの声、声、声。うわーっと鳴り響いていましたが。

実は京本政樹さんの登場は、徒然亭の弟子5人にも伏せられていたようで、彼らの驚く顔といったら。(もちろん、張本人は遠藤P、皆の驚く顔をニコニコ眺めていました。)草原なども「うわぁ、びっくりした。最前、舞台の袖に小次郎風の衣装が見えたので、ひょっとしたら、と思っていたら」。小次郎登場のすぐ前に、草原が四草の耳に手を当ててコソコソ内緒話をしていたのはこれだったか!

以後は、小次郎が小脇に抱えてきた小物をあたりとした抽選会の始まり。番組宣伝用のポスター、報道用のパンフレット、スタッフ用のTシャツ。目玉は京本正樹さんご愛用「劇中で小次郎の着ていたアロハシャツ」。ヒグラシ紋の入ったブラックボックスから、弟子たちと小次郎が順繰りに引いていきます。

残念ながら、何一つあたりませんでした。まぁ、絶好の席で感謝祭を堪能できたのですから、これ以上を望めば罰当たりでしょう。でも、おなじ列の人で当たった人もいたな。

当選者が壇上に上がり、コメントを求められてから賞品を授与されます。老若男女、それぞれ個性的なコメントをはなされ、またそれに一つ一つ吉弥さんがつっこんで、それをまた京本さんがたしなめる。

賞品は(Tシャツとアロハ以外は)あきらめがつきやすかったですが、順に弟子たちと握手ができたのは羨ましかったです。みなも多分おなじ気持ちで、あちこちから「うわー、ええなぁ」の声が上がっていました。